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素晴らしきサンバの仲間たち1

素晴らしきサンバの仲間たち1_f0107517_1714577.jpg「素晴らしきサンバの仲間たち」(encontro com a velha guarda)は僕にとって「サンバ・ブラジル音楽」入門となったLPです。リオのカルナヴァルは「エスコーラ・ジ・サンバ」と言う組織が中心になってパレードが行われるのですが、直訳すると「サンバ学校」になります。しかし学校ではありません。俗に四大エスコーラ(マンゲイラ、ポルテーラ、インペリオ・セハーノ、サルゲイロ)なんて言います。ただ1番最初に出来たエスコーラは「デイシャ・ファラール」で、創設者はイズマエール・シルヴァです。このレコードのA面の4曲目INGRATIDÃO(恩知らず)を歌っています。彼は1978年に亡くなっていますので、最晩年の録音では無いでしょうか。(本LPは1976年録音)
A面
1.SAUDADE DO PASSAD : Mano Décio da Viola(ノスタルジア)
2.SALÁRIO MÍNIMO : Hernani de Alvarenga(こんな暮らし)
3.FELIZ É QUEM SABE ESPERAR
:Noel Rosa de Oliveira(幸せを信じて)
4.INEGRATIDÃO : Ismael Silva(恩知らず)
5.CLARA DE ÔVO :Walter Rosa(玉子の白身)
B面
1.É POR AQUI :Walter Rosa(運命)
2.JUIZO FINAL : Nelson Cavaquinho(最後の審判)
3.CONCORSO PARA ENFARTE
:Oswaldo dos Santos(大食いコンクール)
4.EU VOU SORRIR :Iracy Serra(笑ってやるよ)
5.RELÍQUIAS DA BAHIA :Pelado da Mangueira(素晴らしいバイーア)
この中で、僕はA面のSAUDADE DO PASSADOとFELIZ É QUEM SABE ESPERARが好きです。尚、マノ・デシオ・ダ・ヴィオーラは「インペリオ・セハーノ」のサンビスタでギターがうまかったのでヴィオーラと言うあだ名がついたそうです。ノエル・ホーザ・ジ・オリヴェイラはあの有名な作曲家ノエル・ホーザとは別人で、サルゲイロのサンビスタで作曲家です。尚このLPはCDになっており、株オーマガトキからリリースされています。お近くの新星堂で入手可能です。では次回は先ほどの2曲の詩の対訳を掲載したいと思います。ではまた。

# by caymmi1 | 2006-05-16 20:09 | ブラジル音楽  

初めまして。

さて、やっとブログを立ち上げる事ができました。各方面の皆様、いままで延び延びになってしまった事ごめんなさい。以下に簡単な自己紹介をしておきます。
プロフィール
ブラジル音楽を聴き出して二十数年の中年男性。現在は埼玉県に単身赴任中。地元は仙台市青葉区。
ざっとこんなものです。僕とブラジル音楽(サンバ、MPB、ボッサノーヴァ)との出会いは1977年頃、ガル・コスタあたりからだと思います。但し最初に買ったレコード(当時はCDではなくLPでした。)は「QUATORO GRANDES DO SAMBA」(ネルソン・カヴァキーニョ、カンディア、ギリェルミ・ジ・ブリート、エルトン・メディロス)と「すばらしきサンバのなかまたち」でした。この2枚のLPから、いわゆるモーホのサンバのファンになってしまいました。この2枚確かCDになっていたと思いましたので次回まで調べておきます。サンバと言うのは、明るいと言う印象を大部分の方はお持ちだと思いますが、この2枚は、生活苦や人生について歌っています。そういう意味では日本の演歌みたいですが、湿っぽくなくて、笑いながら歌いとばしてしまう所やリズムの素晴らしさに感動してしまいました。いずれまたこの2枚は取り上げる予定です。えーと今回は書き出しと言う事でここいらでご勘弁頂いてオマケの画像をUPします。これは5月に金沢に行った時のものです。昔ギリェルミ・ジ・ブリートが来日した時、つつじをブラジルに持って帰りたいと言った事を思い出しました。牡丹と躑躅は皐月には良く合いますね。

 
初めまして。_f0107517_11325998.jpg
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# by caymmi1 | 2006-05-15 11:45 | ブラジル音楽