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トンコとおれの冒険 第二話 鬼きりの太刀 1

場面は変わって、
ここは八幡神社。
くろぐろとした九頭竜を目の前にして、
満仲さんは考えこんでいた。
しばし考え込んだ後やおら口を開いた。
「康介氏、たしか地図というものを持っておいでか?」
「うん、全国版の地図があるよ」
「確か玉座がおわすところは東京というところじゃの?」
といいつつ満仲さんは東京近郊の地図をじっと眺め、
「そうじゃな、ここが良い。」
と東京の西部の奥多摩湖を指した。
「ここに竜と太刀を隠すのじゃ」
「で、隠すとどうなるの?」
「うむ、北畠がどうでてくるのか探りたいのじゃ。」
満仲さんと辰治さんはなにやら相談をしていたが、
玉に太刀と竜を封じこめ、自分たちも玉に吸い込まれていった。
「ささ、康介殿、東京にもどろうではないか。」
トンコとオレ達は東京にもどり、
オレは久しぶりに会社へでた。
すると「カチョー」が、
「あ、コースケ君紹介するわね。こちら珠子さん。今日からここで
働いてもらうことになったの。」
「はじめまして珠子です。」
すらりとした手足にグレーのスーツが良く似合っていて、
黒くつやのあるヘアスタイルと謎めいた笑顔はどこか山口小夜子
ににていた。
「今日は歓迎会よ。コースケ君もでなさいよ。」
オレはなぜだかわからないが、胸がドキドキし始めた。
こんな事ひさしぶりだなと思った。

続く

by caymmi1 | 2008-05-04 09:23 | お話、小説

 

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