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坂東武者

埼玉県など関東の武士のことを、
坂東武者といいます。
前回でも少し触れましたが、
平安末期の9世紀は今の青森から福島県の白河あたりまで、
蝦夷の勢力が強く、坂上田村麻呂などの朝廷がわの武官がたびたび
蝦夷征伐をしています。蝦夷の勢力では安倍一族(現首相は松浦党の末裔であり先祖が安倍氏です。)や清原氏、安藤氏が有名です。
関東はちょうど蝦夷勢力と対峙する地域でもあり、また強盗団がおり大変に
治安が悪い地域でした。
坂東武者たちは蝦夷の戦士の騎馬術、弓などを習得し、(蝦夷との混血があったともいいます。)坂東武者一人に八人分の働きがあるとされました。
武士には大別すると平氏、源氏、秀郷流とありますが、
平氏は桓武天皇、源氏は清和天皇の子孫で、皇族を離れた没落貴族が
当初、国司や受領として赴任し、土着してしだいに
武力を貯え武士団を形成していきました。
次回は平家と源氏について述べます。


現、埼玉県熊谷市に在住していた熊谷次郎直実の肖像です。
平家物語にもありますが、一の谷の戦いでの平敦盛とのエピソードは有名です。
この後、直実は出家します。


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by caymmi1 | 2007-04-09 14:25 | 雑感  

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