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ブラジル通史 16 これまでのまとめ

ブラジル通史もやっと現代まで来ました。
ここらへんで、中間のまとめをしてみたいと思います。
まずブラジルは、ポルトガルの植民地として始まりました。
多くの植民地がそうだったように、
アフリカから奴隷を入植させ、収益を本国に送るという
プランテーション経済体制をとっていました。
ブラジルが国家として目覚めるのは、
ポルトガル本国がナポレオンに脅かされ
イギリスの主導のもと王室がブラジルに「亡命」
したのがきっかけです。
その後、ブラジルは共和政になりますが、
経済体制はいぜんとして植民地経済体制から抜け出せませんでした。
また多くの発展途上国がそうであるように、
人材が軍にあつまり、結果として軍部の政治に対する
影響力が大きいのも特徴です。
また、インフラ整備も外資に頼らざる終えず、
慢性的外貨不足であり、その結果として激しいインフレに悩みます。
またプランテーション経済は安価な労働力を必要とし、
海外の移民に求めました。
それがため、ブラジルは国家のアイデンティティをつくる必要がありました。
そのなかから生まれたのが、フッチボール(サッカー)であり、
サンバを初めとするブラジルのポピュラー音楽でした。




筆者が初めてブラジルの風景にふれたLPです。キャノンボール・アダレイとセルジオ・メンデスの競演盤です。パウロ・モーラやドルヴァル・フェレイラなどが参加しています。これは私のおじさんに聴かせてもらいました。ただ、当時は中三だったため演奏の内容はよく覚えていません。ジャケットのみかろうじて覚えています。コルコヴァードやワンス・アイラブドなどジョビンの曲が圧巻です。名盤。

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by caymmi1 | 2007-03-31 03:46 | 歴史  

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