ブラジル通史 6 黒人奴隷の輸入と「キロンボ」

久々にブラジル史です。さて、前回の記事でも述べたように、砂糖生産には多量の労働力を使います。ブラジルには労働力が不足しており、インディオを奴隷とすることにイエズス会が反対している事もあり、17世紀、アフリカから大規模に輸入されました。主にスーダン系、バンツー系の黒人奴隷がバイーアとリオ・デ・ジャネイロに輸入されました。17〜19世紀にアフリカから輸入された黒人は300万人とも1000万人とも言われていますが、実は正確な資料は残っていません。理由は1890年に過去の奴隷制に関するあらゆる資料が破棄されたためです。言うまでもなく奴隷のおかれた状況は悲惨なものでした。当然、逃亡するものが出現するわけですが、多くは北東部やミナス・ジェライスに移り住み「キロンボ」という逃亡奴隷村を形成しました。特にオランダがペルナンブーコを占領した時、多くの「キロンボ」が出現しました。最大の「キロンボ」は2万人の人口をかかえ独立国家の観をなしていました。王室は討伐に50年を要しました。


ミルトン・ナシメント キロンボのミサ



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by caymmi1 | 2006-08-13 10:24 | 歴史 | Comments(8)
Commented by クリントン at 2006-08-13 23:22 x
いろんな歴史があったんですね。
握られた十字架にいろんな思いが込められているんでしょうね。
Commented by caymmi1 at 2006-08-14 00:02
クリントンさんへ このジャケットが表現しているものとは、白人へのプロテストというより、より融合的な神の平和、ブラジル人としてのアイデンティティの確立と言う意味だと思っています。機会があればアマゾンで入手出来ますので、是非聴いてみて下さい。内容はMPBというより宗教音楽そのものですが。
Commented by とど at 2007-06-18 16:20 x
先週の土曜、NHKの『探検ロマン世界遺産』(サルバドールの回)を観ました。
昨秋、【桜丘町音樂夜噺】(いまは百人町)の中原仁さんの回の時に渋谷まで出向いたのですが、その時普通に使われていた「カンドンブレ」の言葉が、番組中分かりやすく伝えられていて、「あぁ、そういうものなのか」と合点。
その日は、終盤になって久保田麻琴さんもお見えになってて、盛況でしたね。

これが、例の『キロンボのミサ』ですね。う~~ん、買いたいものが続出だけど、とりあえず来月の予定は固まってるしなぁ…。まぁ、年内に買えるといいな…。
Commented by caymmi1 at 2007-06-18 17:49
あ、あの番組見ましたか。なかなか良かったですよね。仁ちゃんとはブラジル音楽を聴いたのがほぼ同じ時期なんです。二十数年前からの知り合いです。僕はしばらく地下?にもぐっていましたが、友人のすすめでブログを初めたんです。「三月の水」の岩切さんはご存じですよね?
Commented by とど at 2007-06-18 19:59 x
岩切さんは、最初に上梓された『三月の水』が出た頃に、たまたまネット(HMV)で見つけて、購入しました。(その頃は、「三月の水」の色んなヴァージョンを集めるのに躍起になっていて、ネットで検索かけまくっていたもので…、運が良かったとしか言いようが無いです。)
二冊目の『愛と微笑みと花』は買っていません。一冊目も全体の20分の一くらいをちょこちょことつまみ食い程度に読んだだけなので…。

【桜丘町音樂夜噺】では、ドリヴァル・カイミの書く詞は、詩的でなおかつポルトガル語の学習にはうってつけの平明さがあるという話が出ていました。
Commented by caymmi1 at 2007-06-18 20:36
本当にシンプルなんです。残念なことに今、日本で入手できるCDがほとんどありません。ブラジル盤のLPやCDを東京や仙台の輸入盤を探して入手するしかありません。ぜひ聴いて頂きたいのですが。手もとに歌詞はいくらか持っているのですがね。
Commented by とど at 2008-05-19 21:07 x
やっと『キロンボのミサ』買いました。
荘厳というよりは祝祭的な感じで、ミルトンらしいですね。
時々思い出して聴きたくなるような魅力のあるアルバムだなぁ…と思いました。お薦めしてくださって、ありがとうございます♪
Commented by caymmi1 at 2008-05-19 21:18
とどさんへ。
それは良かった。薦めたかいがありました。
やはりミルトンですね。
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