「ゆらぎ」について

僕が昔、合唱をやっていたことは、以前書きました。
譜面もろくに読めないままに参加していたのですが、
なんとか周囲に合わせて歌っていました。
あるとき、グレゴリオ聖歌を歌うことになったのですが、
指揮法がまったく違っていました。
そのとき譜面は4線のいわゆる「ネウマ譜」というものでした。
まあ簡単にいうと現代の5線譜とくらべるとずいぶん
大雑把なものでした。
しかし、実は表現上で重大なことに気付いたのです。
すなわち「テンポは一定でない」ということです。
ある許容度のなかでテンポは伸びたり縮んだりするのです。
これはグレゴリオ聖歌でもっとも顕著ですが、
現代の音楽でもたとえば三連があったときインテンポではなくて、
アクセントがそれぞれ違うように演奏したりします。
グレゴリオ聖歌では音が上昇しているときはテンポは早めに、
天井についてテンポはゆっくりになり、
下降するときにはテンポはまた早くなって行きます。

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今思うとこれが「ゆらぎ」ということでしょうね。
このゆらぎは多かれ少なかれ全ての音楽にあるのではないでしょうか?



現代の聖歌は僕はミルトン・ナシメントだと思います。ゆらぎがたくさんあると思いますが
いかがでしょう?
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by caymmi1 | 2009-05-22 21:52 | 音楽一般 | Comments(4)
Commented by ポケットリー at 2009-05-23 04:54 x
おはようございます、えんたつさん。
ネウマ譜がお読みになれるとは、感服いたしました。
グレゴリオ聖歌をお歌いになられたのであれば、避けては通れませんね。
「ゆらぎ」についてですが、無知なポケットリーはほとんど知りませんでした。というより、クラシック音楽ではあまり許されない感があります。
特に、上昇するスケール(音階)のとき、人の耳にはどうしても早く聞こえてしまいます。ですので、あえてゆっくり目に演奏します。下降するスケールはその逆です。
スケールを正しく演奏できなければ胸を張って「音楽やってます」とは言えませんでした。
あまり「ゆるぎ」の許されない演奏ばかりしてきましたのでミルトン・ナシメントさん、今後注目したいと思います。
Commented by caymmi1 at 2009-05-23 08:54
おはようございます、ポケットリーさん。
いやいや僕はネウマ譜は読めません。ただ簡単になぞっているだけです。
僕はホントたいしたことないんですよ。
譜面については少し書き足りなかったので、
後で記事にしたいと思います。
Commented by とど at 2009-05-23 11:34 x
ゆらぎについての記事、ありがとうございます。
現代における三連符のアクセント…具体的にどんな感じに演奏するのですか?
モダン・ジャズでは、バウンスを三連の2:1ノリで演奏すると言いながら、実際の感覚としては3:2くらいの比率で演奏しないと、あまり格好が付かなかったのを覚えています。
Commented by caymmi1 at 2009-05-23 18:38
とどさん、こんばんは。
僕の書き方もちょっと足りませんでしたが、
現代では、それこそ様々で三連がいつも同じに演奏される
とは限りません。
ジャズでは特にそうですよね。
むしろ西欧の譜面では表現しきれませんよね。
かといってとりあえず音楽を記号に記録するのは、
譜面ぐらいしか適当なものがありません。
これはまた別記事にしますね。
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