さて、ずいぶんとご無沙汰しましたが、トンコ〜のお話の続きです。
前回、理絵は「南坊」という得体の知れない人物から茶事の招待を受けてしまいます。
なにか心を引かれてしまった理絵は茶事に行く洋服選びをしています。

翌日、仕事を早くきりあげるとマンションへ帰った。
茶事!なにを着ていこうかな?
クローゼットの前でしばし迷ったが、プリーツのついた白いブラウスとグレーの
パンツスーツを選んだ。
地味かなあ?でも派手なものは合わなそうだし。ま、これでいいか。
でもすこしさびしいな。と感じつつなにげなしにアクセサリーボックスを開けると、
蝶の形をしたアクセサリーが「私を使って」といわんばかりに目に入って来た。
それは本物のモルフォ蝶を使い銀で縁取りをしたものだった。
理絵はそれを皮紐につけてチョーカーにした。
支度が済むと少し緊張が解けたのか理絵は眠くなってしまい、
ベッドに腰掛けるとそのまま居眠りをしてしまった。

「もうし、花蝶どの。もうし。」
すこしくぐもった女性の声で理絵は起きた。
ベッドの脇に小袖を着た若い女性が自分を呼んでいるのがわかった。
「花蝶どの。わがあるじからの使いでございます。」
「あ、ごめんなさい私寝ちゃってた。すぐ支度しますね。」
すこしびっくりしたが、この女の人がどこから来たか?ということはあまり
理絵は不思議には思わなかった。
「ところでこれからどちらへ伺うの?」と理絵が女性に聞いた。
「案じる事はございませぬ。この鏡からわがあるじの屋敷へ案内いたします。」
と案内の女性は化粧台の鏡に向かって歩き出した。
理絵は彼女の後を着いて行き、鏡に入った。

薄暗い和室に理絵は立っていた。案内の女性の姿はどこにもなかった。
「良く参られた。花蝶どの。本来であれば吾が茶室へ案内するのだが、あいにくと
修理中での。して実は引き合わせたいお方がいるのじゃ。」
先日、吉祥寺であった男だった。しかし今は見違えるように立派な着物を着ていた。
そして傍らには西洋人が質素な法服の身なりで正座していた。
「このかたはうるがんばてれん様じゃ。どうしてもそなたに会いたいとのことじゃ。
さて花蝶どの、名乗りがおそくなってしまったが、今は南坊と申すが、またの名を
高山右近と申す男じゃ。非礼をお詫びする。」
と男はそういうと西洋人のほうへ目を向けた。
法服を着た西洋人は微笑みをうかべていった。
「私はオルガンティノと申しますが、まわりでは、うるがんばてれんと言われています。
花蝶どのはこんなに美しい人とは知りませんでした。あなたに会えてとてもうれしい。」
理絵は思わずくすっと笑った。この人はどうもラテン系みたいだなと思った。
「実はあなたにお願いがあります。少したいへんなことです。」
そのオルガンティノと呼ばれる男は少し顔を曇らせて言った。

続く
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by caymmi1 | 2010-10-22 22:06 | お話、小説

妄想 宮城県限定

突拍子も無い妄想です。(宮城県限定)
もし、7時のニュースが宮城県地方の言葉になったら?
という思いつきです。

「おばんなりすたー7時のニュースでがす。」
「おばんでがす。7時のMHKニュースでがす。」
「まんず中国がいきなりごっしゃいてるつーニュースでがす。こいつはMHK解説委員の
牛 胆二郎さんさ解説してもらうべっちゃ。牛さん、なじょになってんだべか?」
「こいつはね、まず中国の漁船がトラブルおこして日本の海上保安庁さ船長が逮捕されたんだと。
したっけまあ中国の首脳がごっしゃくこどあったんだと。ここはなぬ日本の海でねーんだおん、
逮捕なんですんのっしゃ?と、こーいうんだおんね。んで日本は、なぬっこの!そこはおらいんとこだー、
漁船ぶつけてきだんだおん逮捕してあたりめだっちゃーつーことなんだねー。
したっけ中国はむつけて、いーんだおんレアアース輸出してやんねーんだおん、いーんだおんねー
ってかたって日中関係が悪くなったんだと。したっけ日本ではあわてて、んで釈放すっからっしゃーって
船長釈放してしまったんだど。」
「んでどうなったんだべ?」
「中国はまだむつけて、んで日本人逮捕すっぺっちゃーつーことで、逮捕したりしたんだと。
野党からはなんで船長釈放したのすか?おらいのとこだっていったすぺ?話しあぺとぺだっちゃ!と
いう反応だおんねー。」
「んだすかー今後の見通しはどうなんだべ?」
「まーず両方でごっしゃいてもわかんねから、首脳同士で話し合いすんだべなー。
なじょなことになんだか今のとこわがんねねー。」

こーしてみるとなんだか子供がだだをこねてるような感じですなあ。あ、MHKとは宮城放送協会の
略です(デタラメだよーん信じないようにねー)。

ではでは。

次はいよいよ「トンコ」ですよー。
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by caymmi1 | 2010-10-15 16:14 | お話、小説

やはりMILES

やはり頭をしぼっても「トンコ〜」のアイデアは出てこないので、
今日もしつこくマイルスです。

巷で言われているモンクとの「喧嘩セッション」というのがあります。
ちょっと聴いてみてください。



1954年のプレスティッジの録音で「Miles Dabis and the Modern Jazz Giants」という
アルバムがあるのですが、その中の「The Man I Love (Take2)」という曲の
途中で、みなさんご存知だとは思いますが変人?の誉れ高い
セロニアス・モンクというピアニストとマイルスが喧嘩してる(風にきこえる)のです。
演奏を聴くとわかるのですが、演奏が始まって5分過ぎ、モンクのソロパートで、
彼が途中で演奏を止めてしまいます。そこで業を煮やしたマイルスがトランペットで
演奏を催促したというんです。で、とたんにびっくりしたようにモンクが演奏を始めるのですが、
前半のミルト・ジャクソンのまさに職人!という演奏と対比して、まあなんと気のない演奏なんでしょう!
そういう風に聴こえてしまいます。
でも、ひょっとするとモンクは必死だったのかも知れません。
ミルトの演奏がすばらしくバッキングをどうつけようかと悩んでいたのかも?と思います。
実はこれ、マイルスが俺のソロの時は演奏しなくて良いといったとかで、
実際には喧嘩ではないのだということです。

ちなみにマイルスはモンクの音楽性をとても高く買っていたそうです。
後に「Round About Midnight」というアルバムでモンクの作曲、ギル・エヴァンスの
編曲で表題の作品をとりあげています。

いかがでしたでしょう?名演奏家には面白いエピソードがつきものですね。
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by caymmi1 | 2010-10-13 12:46 | 音楽一般

さて、「トンコ」で煮詰まっていてもしょうがありません。
はてさて音楽でも聴こうか?で、秋だから枯葉、ビル・エヴァンス、マイルス
あーやはり帝王マイルスかあ〜と言うしょーもない連想ゲームです。

で選んだのがこちら
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1949年のキャピタルの録音で邦題は「クールの誕生」です。
このときマイルスは23歳、まだまだダンス音楽の色彩が強く残っていた
ビバップ全盛の時代です。昭和24年ですから日本では進駐軍のダンスパーティー
でスイングジャズかなんかやってた時代です。

マイルスはギル・エヴァンスというアレンジャーに出会い、いまやっているエネルギッシュな
しかし少々騒がしい「ビバップ」という小編成のジャズから新たな方向性を見つけました。
それがこの「クールの誕生 BIRTH OF THE COOL」です。それでは聴いて下さい。




実はジャッケットが違いますが、このアルバムはLPでの発売が1957年で、その頃の
ジャケットデザインみたいですね。
九重奏団という編成で、まるでビッグバンドみたいです。
そしてとても音楽的に洗練されていますね。
このアルバム、まるでスルメみたいに効いてきますよ。
ですから何回もお聴きくださいね。
僕が一番好きなのは1曲目の「MOVE」かな?
そして気に入ったらたまにはCDを買いましょう!(たぶん千円前後かな?)
損はしないはずですよー(笑)。

この時、ずいぶん白人系のミュージシャンをいれてマイルスは批判をうけたようですが、
そのときのコメント「俺は良いプレーヤーなら顔が緑色のやつだって雇うぜ。」
といったとか(どっかのサイトの受け売りですゴメンなさい。)。

秋の夜長にジャズはいかがですか?
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by caymmi1 | 2010-10-08 09:12 | 音楽一般

彼岸花

さて10月です。秋も深まってまいりました。
あいかわらず忙しい日々を送っています。(というか単にバタバタしているだけかも)

こないだ横浜の三渓園にいったとき「彼岸花」が咲いていました。
昔は嫌いな花だったのですが、意外と可憐な花だなって思いました。
さてさて「トンコ」なかなか筆が進みません。(単に怠けているだけかも)

それでもなにか書いていれば思いつくかもなーんて甘かった。
なーんにも思いつきません(笑い)。

夜中ごそごそ起きだして「マヨネーズケーキ」なるものを作ってみたり
するんですが、気分転換には良いのですが、それでも書けませんなあ。
でも、もう少しすれば書けるかな?なんて思ってます。

では、写真をひとつ。

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秋も深まってきました。お腹もだんだん肉が(もとい脂肪!)ついてきました。
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by caymmi1 | 2010-10-07 10:27 | 花 風景 旅 美術

ブラジル音楽中心の雑感
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