カテゴリ:音楽一般( 51 )

譜面について。

以前の記事で音楽の表現で感じたことですが、
ゴールドベルク変奏曲の演奏を比べたとき、
演奏時間がそれぞれ違うことを実感しました。
以前はあまり気にもしていませんでしたが、
譜面そのものを考えると(あくまで素人考え)、
音程はともかくとして、テンポはどうなんだろう?
と思ってしまいました。
もちろん、オーケストラでテンポがバラバラだったらどうしようもありません。
しかしオケの人達のなかで合えば良いのです。
表現の問題なので、指揮者の解釈の問題ですよね。(少し極論かもしれない)
機械設計図のようなものでは、精度にもよりますが、
それこそ正確に組上げないと動きません。
これだって玩具みたいなものは、たいした精度はいりません。
なにを言いたいのかというと、
現在の譜面はある意味不完全だということです。
西欧のいわゆるクラシックならば、ほぼ正確(自信があまりない)に再現
できるのでしょうが、アジアやアフリカ起原の音楽についてどれだけ
再現ができるのだろう?と思います。
ただ、今はCDやデジタルオーディオプレイヤーなどで
演奏を聴いているので、譜面をその音楽の表現方法にある意味
翻訳して演奏しているので問題はあまりないのだと考えます。
技術論的にいえば、たしかに譜面の通り演奏することが求められます。
正確に演奏しないとハーモニーになりませんよね。
僕は譜面をまともに勉強したことがありませんので、
一人よがりの考えなのかも知れませんが、
様々な音楽を聴いて思ったことです。



ずっとまえにこのガーナのコギリ(アフリカの木琴)をこの動画のお父さん
のカクラバ・ロビさんの演奏で聴きました。この方はテンソさんで息子さんです。
残念ですがお父さんの演奏の動画はありませんでした。
テンソさんは今、日本にいて演奏活動をされているようです。
世界には様々な音楽があふれていますね。
今使っている譜面はとてもよく考えられ、とても便利です。
しかしそこに音楽そのものがあるわけではありません。
楽しみ、かつその音楽に注意深く接することが大事だと思います。
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by caymmi1 | 2009-05-24 14:14 | 音楽一般

「ゆらぎ」について

僕が昔、合唱をやっていたことは、以前書きました。
譜面もろくに読めないままに参加していたのですが、
なんとか周囲に合わせて歌っていました。
あるとき、グレゴリオ聖歌を歌うことになったのですが、
指揮法がまったく違っていました。
そのとき譜面は4線のいわゆる「ネウマ譜」というものでした。
まあ簡単にいうと現代の5線譜とくらべるとずいぶん
大雑把なものでした。
しかし、実は表現上で重大なことに気付いたのです。
すなわち「テンポは一定でない」ということです。
ある許容度のなかでテンポは伸びたり縮んだりするのです。
これはグレゴリオ聖歌でもっとも顕著ですが、
現代の音楽でもたとえば三連があったときインテンポではなくて、
アクセントがそれぞれ違うように演奏したりします。
グレゴリオ聖歌では音が上昇しているときはテンポは早めに、
天井についてテンポはゆっくりになり、
下降するときにはテンポはまた早くなって行きます。

f0107517_2117680.gif


今思うとこれが「ゆらぎ」ということでしょうね。
このゆらぎは多かれ少なかれ全ての音楽にあるのではないでしょうか?



現代の聖歌は僕はミルトン・ナシメントだと思います。ゆらぎがたくさんあると思いますが
いかがでしょう?
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by caymmi1 | 2009-05-22 21:52 | 音楽一般

たまにはビッグバンド 続

このあいだエリントンとベイシーを紹介しましたが、
この二人を紹介するのを忘れていました。
そう、ベニー・グッドマンとグレン・ミラーです。
二人とも映画になっています。

まずはグレン・ミラー物語より。


冒頭からお分かりのように、
練習をしすぎてトランペット奏者が唇の調子を悪くしてしまいます。
どうしよう?そうだクラリネットにリードをまかせてみよう!とミラーがアイディアを
思いつき、夜を徹して生まれたのが「ムーンライトセレナーデ」です。
ほんのさわりでしたので続きはぜひDVDやBDで見て下さい。

次にベニー・グッドマン物語より、


これは「ワン・オクロック・ジャンプ」です。
これを聴くと、ベイシーの「オールアメリカンリズムセクション」の影響を
受けているのがわかりますね。
ベース、ドラムス、ギター、がスウィングあふれた演奏をしているのがよくわかります。
じっくりお聴き下さい。
1920〜1940年代までダンスホールの主役はビッグバンドジャズでしたが、
そのあと小編成のバンドでのジャズが主流になっていきます。
それが「ビ・バップ」です。
それにしてもこの頃の娯楽はダンスホールでおめかしをしてデートを
してカップルで生の音楽を楽しんでいたのです。
今よりはるかに贅沢だったような気がします。
しかしこの時代のアメリカは太平洋では日本と戦い、
ヨーロッパではドイツ、イタリアと戦争をしていた暗い時代でもありました。
なおのこと音楽には明るさを求めていた時代なのでしょうね。
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by caymmi1 | 2009-05-18 21:21 | 音楽一般

音楽の力

日本大学カザルスホールが来年3月に閉鎖されてしまうので、聴きに行こうと思い、スケジュールを調べました。
5月23日の日程に中世音楽合唱団の定期演奏会がありまして、指揮者が皆川達夫とありました。
学生時代、混声合唱をやっていたとき合唱コンクールのお手伝いをしたことがあり、
そのとき審査員をやられていて「ごくろうさま」とねぎらいの言葉をかけていただきました。
いまでもNHKラジオの「バロック音楽の楽しみ」という番組をやられていますので
ご存じの方も多いと思います。
先生は中世のルネサンス音楽の研究者で知られ、また合唱の指揮者としても高名です。
僕も合唱団ではパレストリーナやグレゴリオ聖歌を歌い、すっかり好きになりました。
先生が研究を始めたころは日本でのルネサンス音楽の評価はとても低く、
苦労されたそうです。
さて先生が合唱の指導で長崎に行かれたとき、
かくれキリシタンの礼拝に出て「オラショ」という歌を聴き、もとはラテン語ではないだろうか
と思われ、それから四年をかけ調査したそうです。
ただ、どうしてもわからないものがありましたが、
とうとうそれがスペインの聖歌であることをつきとめられたそうです。
先生はキリシタンたちが400年ものあいだ命をかけて歌い継がれてきたことに
感激したそうです。
まさに音楽には力があると僕は思います。

あまり適当なものが無くてごめんなさい。雰囲気だけでも感じてください。
23日にはカザルスホールへ行こうと思います。
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by caymmi1 | 2009-05-17 20:28 | 音楽一般

Mils Davis(マイルス デイビス)

また唐突なのですが、Mils Davisが聴きたくなりました。
ご存じの通り、マイルスぐらい演奏スタイルを変えた人は
そういないのですが、
彼にとってはあまり重要なことではなかったのかもしれません。
たとえば、アレンジャー、コンポーザーのギル エヴァンスとの演奏です。

これが1959年の映像です。

次にこれは1973年の東京での演奏です。これは確か「パンゲアの刻印」というレコードになっていたと思います。

全然スタイルが違っていますね。
僕は確か1983年ころにギル・エヴァンスと一緒に来日した演奏を聴きに行って
います。チケットは一万円以上してすごく高かったですが、
今も演奏を聴いておいて良かったなと思っています。
ブラジル関係でいえば、Miton Nascimento(ミルトン ナシメント)が
気にいっていて出演要請をしていたようですが、
共演したかどうかはわかりません。
どうやらレコードやCDにはなっていないようですね。
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by caymmi1 | 2009-05-16 21:31 | 音楽一般

笠置シヅ子

皆さん笠置シヅ子という歌手をご存じでしょうか?
昭和40年代のTBSで「家族そろって歌合戦」という番組がありましたが、
その審査員をされていましたね。
さて戦前から服部良一と組んでジャズ歌手として活動しますが、
そのあまりのエネルギッシュな歌い方のせいで、
警察ににらまれてしまいます。
当時、日本コロムビアからレコードがでていますが、
一度だけ聴いたことがあります。
数小節だけスキャットを歌っているのですが、
まず、日本では右にでる人はいないと思います。
戦後は「東京ブギウギ」が大ヒットし、美空ひばりがでるまでは、
大スターでしたが、昭和32年ころに歌手の廃業を宣言しています。



僕は「買い物ブギ」が一番好きですね。こういう風に歌えるのは、よほど
テクニックがいると思います。彼女は若い頃、宝塚音楽学校を受験しますが、
身長が低いのとあまりに痩せ過ぎていたため不合格になったとのことです。
彼女がもし宝塚に入団していたらどうなっていたでしょうね。
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by caymmi1 | 2009-05-14 22:45 | 音楽一般

たまにはビッグバンド

最近、めっきりビックバンドを聴くことが少なくなりました。
代表格はデューク・エリントンとカウント・ベイシーですが、
なんといってもエリントンの「A列車でいこう」ですね。




ビリー・ストレイホーンがエリントンのかわりにピアノを弾いています。
ストレイホーンはこの曲の作曲をしています。1965年の録画です。


さてベイシーオーケストラと江利チエミの演奏をみつけました。




残念ながら動画ではありません。江利チエミは進駐軍で歌い、
15歳で、キングレコードよりデビューしました。
これは聞いた話なのですが、ビクターだったかオーディションをうけたとき、審査員の人が
テネシーワルツを日本語で歌うように言ったところ彼女は絶対にイヤだといって
最終的に落ちたとのことです。
とにかく英語の歌詞には絶対の自信があったらしいです。
とにかくレコードをすりきれるほど聴き、英語の歌詞を耳から覚えたようです。
まさに天才少女の面目躍如ですね。
ところで、笠置シヅ子さんが戦前に吹き込んだレコードを探しています。
僕は一度だけ聴いたのですが、日本ではスキャットを初めて歌った人ではないかなと思って
います。

エリントンはデューク(公爵)ベイシーはカウント(伯爵)のニックネーム
がついていますが1930年代のはやりだったようです。
昔は歌手の伴奏を務めることが多く、
そのため日本でも宮間利之&ニューハードや高橋達也と東京ユニオンなどが
有名で、年末のレコード大賞や紅白歌合戦には伴奏を務めたものでしたね。
うーんなつかしいなあ。
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by caymmi1 | 2009-05-12 23:44 | 音楽一般

Maria Callas(マリア カラス)

今日の東京地方は暑かったです。
なんか疲れちゃいました。
で、さっきまでうたたねをしていたのですが、
なぜか「カルメン」が夢のなかにでてきました。
なんででしょう?
まあ夢に文句をつけてもはじまりません。
ということでMaria Callas(マリア カラス)です。


そういえば「マリアカラスの真実」という映画の紹介を
ラジオで聞いたからかもしれません。
それにしてもたぐいまれな美貌と美声をもちながら、
私生活ではあまりめぐまれなかった彼女。
幸せってなんでしょうね。
「もう誰も私のことを必要としていない」
晩年の彼女の言葉です。
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by caymmi1 | 2009-05-10 21:45 | 音楽一般

音楽の表現 1

先日、プー横丁に行った時、
ひょんな事から、マスターとグレン・グールド(Glenn Herbert Gould)の話に
なりました。J.S.BACHの作品では、あまり演奏する人がいませんが、
カナダ人ピアニストのグレン・グールドが1955年と1981年にピアノで演奏したことで
一気に有名になった、ゴールドベルク変奏曲の演奏がマスターは好きだとのことです。
また、グールド以外の演奏はあまり聴いたことがないとのことでしたので、
僕もあまり詳しくはありませんが、参考のためYoutubeで探してみました。

まず、1981年のグールドの演奏です。



いかがでしたでしょう?次に、別な人のピアノによる演奏です。



このかたはダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim)さんです。
今年のニューイヤーコンサートで指揮をされた、ピアニスト兼指揮者です。
最近ではパリ管やシカゴ交響楽団の指揮者として有名です。
さて、バレンボイムさんの演奏も素晴らしいですが、グールドの演奏は、
僕にはより内省的に聴こえます。
クラシックの場合は同じ譜面でも解釈の違いでこのように表現がだいぶ
変わってきます。
他のポピュラー音楽ではカヴァーということになるんでしょうが、
その場合はアレンジを変えて表現することが多いと思います。
ちなみにバッハの時代にはピアノはありません。
もともとチェンバロのためにこの曲はつくられました。参考までにチェンバロでの
演奏を貼付けておきます。



Pierre Hantaïというフランス人の演奏家です。ちなみにピエール・アンタイと
読みます。ヘンタイじゃありません。

これの演奏もまたがらりと印象が違うと思います。
このように楽器が違うと表現も印象も全然違うものになります。
音楽の楽しみのひとつですね。
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by caymmi1 | 2009-02-18 12:44 | 音楽一般

メイプルソープの作品を見てきました。

今日は仕事で恵比寿の近くに行ってきました。
少し時間が空いたので、東京都写真美術館でやっている、ヴィジョンズ オブ アメリカ展を見てきました。
ジョージア・オキーフやオノ・ヨーコのポートレイトなど興味深い作品がありましたが、
なかでもロバート・メイプルソープの作品がありました。
ずいぶん昔ですが、ある雑誌にキース・ヘリングと一緒にエイズで亡くなったアーティスト特集というのがありました。
そのなかでセルフ・ポートレイトという作品がありました。
亡くなる直前の作品です。
また、彼のCalla.Lillyという作品にも感銘を受けました。
今回はこの展示はありませんが、それでも彼のオリジナルプリントを見る事は
なかなかありません。
写真専門の美術館は日本でも数えるほどしかありません。
東北地方にお住まいの方なら土門拳記念館が酒田にありますので一度訪れてみてはいかがでしょう。
ここは日本最初の写真専門の美術館で、僕は二回くらい行っています。
銀塩写真のオリジナルプリントは印刷と違いとても美しいものです。
この点ではまだまだデジタル出力のプリントはおよばないですね。
そうそう言い忘れましたが、奈良に
入江泰吉記念奈良市写真美術館があります。
いずれ奈良には行きたいのでそのときに訪れてみたいと思います。

また少し写真を撮って来ました。
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少し寂しいような写真になっちゃいましたね。
場所はいずれも恵比寿ガーデンプレイスから撮りました。東京も空が高いです。
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by caymmi1 | 2008-11-02 03:03 | 音楽一般


ブラジル音楽中心の雑感


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