僕にとってのブラジル

今日は変な時間に起きてしまいました。
そこで少し考えごとをしていました。
僕はブラジルのポピュラー音楽を聴きだしてから、
もう30年もたつのです。
いったいなぜ飽きもせず聴いているんでしょう?
自分でもよくわかりませんが、
たぶんブラジルの音楽の多様性にあるのでしょう。
サンバがあり、ショーロがあり、バイヨン、マルシャ、バイーアの音楽
MPBがあり、そしてボサノヴァがあります。
それぞれのミュージシャンにはまた個性があり、
興味がつきないのです。
サンバのバトゥカーダ(打楽器の演奏)を聴くと僕だけではないと思いますが、
ある瞬間からめまいのような感じがし、
意識がらせん階段を降りて行くような世界に変わります。(酒に酔ってはいません!)
こんなことを書くと多少アブナイ感じですが、
ご安心ください理性はちゃんとあります。
バリ島のケチャやガムランの演奏でも演者は終わったあと意識がなくなったり、
意識がもうろうとしている姿を見たことがあります。
しかし観光化されているとはいえ、やはりあれは神事ですので、
観光客がその演奏の中に入り込むのは少し難しいのかなと思います。
昔の日本では盆踊りというのは明治政府が禁じていた時期があったらしく、
盆踊りの音楽は呪術性に富んだものであったらしいです。
これは僕がいつも思っているのですが、
今の多くのポップスなどの商業化された音楽は、アブナくないのですね。
この意味は反社会的という意味ではなく、
さしずめフリーズドライにしたコーヒーみたいなものになってしまっているのだと
思うのです。
つまり音楽のエキスがどこかへ飛んでしまっているのではないかということです。
商業化されても比較的そのエキスが残っている音楽のひとつが、
ブラジル音楽ではないかと思うのです。
もちろん全部じゃありませんが。
僕はきっと老いぼれても聴いているんだろうなあ。
騒がしいじーさんになるのだと思っています。

クラウス シュナイダー著 中村とうよう監修 ニューミュージックマガジン社
「ブラジル音楽のすばらしい世界」
残念ながら今はもう絶版で入手困難です。僕は28年前に買いました。
少し内容は古くなったものの、今でも十分に役にたちます。
中村とうようさんは以前、新宿にギレリュミ・ヂ・ブリートとモナルコを
聴きに行ったさい、僕の後ろの席にいらっしゃいました。
早くからサンバなどを日本に紹介していました。


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by caymmi1 | 2007-11-21 04:13 | ブラジル音楽

ブラジル音楽中心の雑感
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