ルイス・ゴンザーガ

さて、前回までトロピカリアについての記事をUPしてきましたが、
1940年頃北東部からリオへやってきた男がいます。かれはペルナンブーコ州のセルタン
の村エシュからアコーディオン(サンフォーナ)を持ってやって来ました。
1940年頃はブラジルのポップスはアメリカのもの一色でした。
そんななか、ウンベルト・テイシェラと協力して、リオではこれまで、
知られていなかった北東部の音楽を発表しはじめます。
それがバイヨンです。一般にはゴンザーガが作ったもののように思われていますが、
ゴンザーガがいうには、ずっと以前から北東部にあったものだといっています。
また北東部の吟遊詩人やバイヨン歌手のフレージングを学んで自分の音楽にした。
とも言っています。
ともあれリオやその他の大都市では大歓迎され、それとともに、
アコーディオン(サンフォーナ)が大流行しました。シブーカやジョアン・ドナート
も最初はサンフォーナを演奏していましたね。
続いてワルジール・アゼヴェードなどもヒット曲をつくりました。
それの影響でしょうか、セルタンにいたカンガセイロ(山賊)を主題にした映画が
クラウベル・ホーシャ監督で制作され国際的に評価されました。
そしてこれに注目したのがカエターノたちで、ミルトン・ナシメントもゴンザーガの
「セルタンの月」を歌っています。
カエターノは「アザ・ブランカ」を歌っていますね。

ルイス・ゴンザーガ、ウンベルト・テイシェラ作
「アザ・ブランカ」

サン・ジョアンの祭りの焚火で
燃え上がるような大地をみて
天の神様にたずねた。ああ
なぜこんなにお苦しめになるのですか

なんという熱さ、炉の中かコンロの中にいるようだ
草の一本も生えてやしない
家畜も飲み水がなくて死んでしまった
馬も渇きのまり死んでしまった

白い鳩も同じ様に
セルタンから逃げて行った
それで僕も言った、さようならロジーニャ
ぼくの心はお前のところに置いておくよ
(クラウス・シュライナー著 ブラジル音楽のすばらしい世界より)
ルイス・ゴンザーガ以降、MPBではサンフォーナが良く使われる様になりました。
次回カンガセイロのことをUPします。

ルイス・ゴンザーガ

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by caymmi1 | 2007-01-09 09:44 | ブラジル音楽

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