ブラジル通史 6 黒人奴隷の輸入と「キロンボ」

久々にブラジル史です。さて、前回の記事でも述べたように、砂糖生産には多量の労働力を使います。ブラジルには労働力が不足しており、インディオを奴隷とすることにイエズス会が反対している事もあり、17世紀、アフリカから大規模に輸入されました。主にスーダン系、バンツー系の黒人奴隷がバイーアとリオ・デ・ジャネイロに輸入されました。17〜19世紀にアフリカから輸入された黒人は300万人とも1000万人とも言われていますが、実は正確な資料は残っていません。理由は1890年に過去の奴隷制に関するあらゆる資料が破棄されたためです。言うまでもなく奴隷のおかれた状況は悲惨なものでした。当然、逃亡するものが出現するわけですが、多くは北東部やミナス・ジェライスに移り住み「キロンボ」という逃亡奴隷村を形成しました。特にオランダがペルナンブーコを占領した時、多くの「キロンボ」が出現しました。最大の「キロンボ」は2万人の人口をかかえ独立国家の観をなしていました。王室は討伐に50年を要しました。


ミルトン・ナシメント キロンボのミサ



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by caymmi1 | 2006-08-13 10:24 | 歴史

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