薔薇に思うこと

いまあちこちの薔薇園で花の便りがありますね。
「薔薇」という花にはさまざまな物語や神話があります。
まず、イングランド王家の紋章。
「薔薇戦争」は中世のイギリスでランカスター家とヨーク家で争われた
いわば内戦ですが、このときランカスター家が赤の薔薇、ヨーク家が白の薔薇が家紋
だったために「薔薇戦争」と呼ばれました。
終結後チューダー朝が成立し(ランカスター派のヘンリー・チューダー
はエリザベス・オブ・ヨークと結婚)、イングランド王家の紋章は赤と白の薔薇になります。

「薔薇十字団」この名前は17世紀のヨーロッパの詐欺師、アレッサンドロ・ディ・カリオストロ
は伯爵を自称していました。なにやらマリー・アントワネットを巻き込んだ「首飾り事件」
を引き起こしたりするなどしましたが、この「カリオストロ伯爵」が「自分は薔薇十字団の
団員だといったとか。なんでもはっきりしないのですが錬金術で世の中を救うというのが目的
だったらしいのです。

中東の薔薇。もともと薔薇はチベット周辺が原産らしいのですが、
中近東では、特に薔薇の香りが尊ばれていました。
アラビアンナイトには天国はジャスミンと薔薇が咲き乱れているとのこと。
中東ではローズ・ウォーターをさかんに使うともいわれますね。

クレオパトラと暴君ネロ。
クレオパトラはシーザー(カエサル)をもてなすのに宮殿に薔薇の花びらを
敷き詰めたり、お風呂に浮かべたりしたそうですし、
暴君ということで有名なネロは薔薇が好きで、天井から花びらをまいたりしたそうです。
(だれが見たんだろう?)

日本の薔薇。
日本には「うばら、うまら」といい日本原産のノイバラがあります。
つまり「茨」ですね。
常陸風土記には佐伯氏を退治するため、住んでいる穴に茨の柵を仕掛け身を掛けさせて退治
したとあるそうです。茨城県の名前の由来です。
ノイバラは伐ってもすぐ生えてくるので、かなり嫌われますが、
登山なんかで山道に咲いているのをみるのは楽しいものです。

沈黙のバラ。ご存じカルトーラの1974年マルクス・ペレイラ盤「カルトーラ第一集」に
収められた名曲。このときもう六十を過ぎちゃってジジイもいいとこなんですが、
すばらしくロマンチックな歌詞なんです。いずれまた歌詞はアップしますね。
ところでプー横丁の店
ホームページを珍屋のなぎらさんが作ってくれました。
月の最終日曜日に「爆音で聴く〜」というレコードコンサートがあるのですが、
6月の企画はカルトーラです。
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さてさて長くなりました。
去年、北区にある旧古河庭園の写真がまだ残っていました。


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この古河邸は今の古河電工などの前身の古河財閥が大正時代に建てたものです。
この建物や薔薇園を見ると、西洋の文化を取り入れようと苦心していたんですね。

追伸。なにを血迷ったかプー横丁の店のHPをP-RAZILとしてしまいました。
   訂正してお詫びします。
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by caymmi1 | 2009-06-08 21:14 | 花 風景 旅 美術

ブラジル音楽中心の雑感
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